田村VSルミナ ライト級3回戦
凄く面白かった!そして感動した!ちょっとこんな試合にはめぐり合えないと思う。語りたいことはいっぱいあるんだけれどなんというかもう少し時間がたってからでもいいな、と思うくらい。今は言葉にするにはもったいない試合だ。
怪我を負った選手に対して不謹慎だと思いますが、顔を腫らした田村選手が晴ればれとした顔でインタビューを受ける姿はカッコ良かった。その脇で座っていた、敗れたルミナの佇まいは切ないけどなんかよかったと思う。正直再浮上は難しいだろうけどそれでもこの人には自分で自分のピリオドを決めるまで好きにやらせてあげたい。存在感が大きすぎる。
マッハVSバロン ミドル級3回戦
友人のこんたさんのブログに書かれてるのと感想が似てます。付け加えるならマッハの攻めはすごく雑だったな、と。スイングが大きいパンチ一発で仕留めようという雰囲気がマッハにはアリアリで狙いすぎで。逆にけっしてうまいとはいえないバロンのパンチをけっこうもらってしまった。実はけっこうダメージあったんじゃないですかね?そのダメージ込みでギロチンに至った感じ。バロンは五味戦でも敗れはしましたが気持ちの強さが感じられたいい選手。チャンスを与えてほしいです。
中蔵VS天突 世界ウェルター級王者決定戦
中蔵が大願成就して良かった。あー良かった(笑)。
職人・中蔵としてはデキがけして良かったとは思えない。というより苦戦しましたね。廣田・遠藤戦では必ず明確な場面を作ってきた中蔵が山場を作れなかったというだけでもその苦しさを物語る。
ただ中蔵はゲームを自ら作りにいった、天突はその流れの中で動いたというのは最終的に僅差ながら全ジャッジが中蔵優勢につけた大きな理由だと思う。「漆谷VS神酒がドローならメインもドローだろう」という意見は僕は違うと思う。2・3度あった組みの場面でも必ず中蔵がいやらしくボディへの膝やクリンチアッパーなどを確実にヒットさせていたし、鮮やかな背負い投げを2度も決めるなど「動かそう」という意識・アピールはハッキリあったと思うので。
天突はあれだけの破壊力を持っていながら試合でそれを全快に発揮したことはあまりない、出し切れていない。攻撃の幅が世界を取るには狭すぎると思う。ただそんなに広げられるタイプではないとも。彼の場合はもっと強引で野蛮なスタイルに特化してもいいと思う。
新王者・中蔵は今後どんな防衛相手を迎えるかが気になる。試合をする上位日本人選手とは一通りやってしまってるのでブラジル人の新鋭か今日勝ったカシミールがランキングを上げてきたら面白い。
ウェルター級3回戦 カシミールVS佐々木
欧州の選手というと爆発力はあるが荒くグランドがザルだったり、逆にグランドワークに長けているが総合の動きに適応していない、というような穴が大きい選手が多いというイメージがありましたが、カシミールは総合の動きができている選手でしたね。基本的にはグランドが得意な選手だと思いますが、スイープやリバーサルで上をとって堅実に攻める辺りかなり試合巧者だな、と。佐々木のオモプラッタを早い段階でつぶして素早く優位なポジションに戻っているあたりうまいですね。
佐々木はテイクダウンを何度も奪ったし、下になっても狙いを持って動いていたけれども逆にやることが同じで中盤からはほぼ読まれてしまったのが残念。終盤・執念のオモプラッタは見事だったが、ここまでに体力を削られすぎたか、最後の一押しができなかった。クラスA初戦でこの相手は厳しかったと思うが今後に必要なものを感じさせる敗北だったと思うので頑張ってほしい。
ウェルター級2回戦 遠藤VSオーティズ
最初の打撃の交換でたぶん遠藤は「こりゃ、打撃できないな」と感じたのだろう。だからいつも以上にどんどん踏み込んだんだろうけど、倒しにいくのを意識しすぎてあまりに距離があるところからつっこみすぎてオーティズに見られてしまった感じ。正直あの相手にダウンはしちゃいかんだろう、という油断のダウンに見えた。今回来日した外人選手では1番レベル的に劣る選手だったと思うんで。
上とってからのパウンド強いし、クレイ・グイダから1本取った実績もあるのだからいっそテイクダウンパウンドやグランド主体の選手になってもいいんじゃないかと思う。それがメインだとすればあのスタンド力は十分なレベルにあると思うので。
バンタム級3回戦 漆谷VS神酒
判定は妥当だと思う。アウトボクシングを否定する気はまったくない。ないが、引きながら・回りながらという相手の制空権から意識的に離れて闘うスタイルにはそれなりのデメリットもあるというのをウルシはじめこのスタイルを使う選手は理解しなければいけないと思う。今回に関して言えば「手数で圧倒した」というほどの差は感じられなかったし、逆に踏み込まれた場面で何度か踏み込んだ打撃をもらってしまったのは印象が悪い。もしあのジャッジに対しウルシが「ジャッジがよく見てくれていない」と感じたならば、やっぱり彼はまだチャンピオンに届かない位置でもがく事になると思う。漆谷はバンタムの誰よりもテクニックに長けている選手だと思う。でも、うまいけど強さを感じることはあまりない選手だと僕は思う。ウルシに必要なのは相手の攻撃を完全に封じることではなく試合のどこかで決定的な場面を作る力強さのはず。
神酒はウルシの「当てる打撃」をかなりかわしていた。あれを効かないからといってもっと普通にもらっていたら、皆がそうだったように手数で敗れていたはず。愚直な気合系ファイターにも見られるがスタンドでの攻防技術はかなり高いと感じました。さすがにウルシからテイクダウンを取るのは相当難しかったようですが、今後の成長が期待できる有望株じゃないですかね?
ライト級2回戦 リオンVSヤング
この日一番のショックな出来事(セミより)。中盤まではリオンペースでKO・1本はないかもしれないが普通にリオンが勝つなと思ったが。技術的には全然リオンが上だったと思う。ヤングはローをカットできてなかったし手数も全然リオンが上だった。テイクダウンもほぼ防いでいたし。
ただとにかく外人選手のギロチンは本当に恐い。あれだけで大逆転シーンが作れる。リオンが足を滑らせて急いでバービーの要領で相手に頭を差しだすような体勢になった瞬間、ヤングの飛びついて絡みつくスピードたるやハンパではなかった。正直完全にやられていたと思う。リオンは不運だったとも思うが2回戦であったことも含めあれが格闘技の、いや修斗の恐さだと思う。ひとつ気になったのは間違いなくリオンはリング外に逃避行為したと思うが、体制的には担いだ相手を前進してロープから抜け出たという形。自分から引いて逃げ出た形ではない。あれをいわばホームである選手に反則減点取る競技は修斗だけだと断言できる。その点だけでも信頼に値する。
感動して涙がでたのはいつ以来でしょう。とにかく試合が終わった瞬間、大声で歓喜の声をあげていた自分の目尻からホロッとこぼれるものがありました。
逆転につぐ逆転で打投極の回転というか、むしろ打投極でお互いの意地と魂をゴリゴリと削りあったような試合だった。1Rの劣勢をわかりやすいほどに巻き返しにいったルミナ選手も凄かったし、いつ止められてもおかしくないほどに右眼の下を腫らした田村選手には「やられる前にやってやる」という気迫が感じられた。
僕はたぶん今年、この試合以上に感動・興奮する試合には出会えないと思う。そう言いきってしまうほど凄い試合だった。心が揺さぶられる、そんな試合でした。
4月に入り修斗にちょっとした動きがあった。5月大会へのマッハの出場ではない(それはそれで大きな出来事ではるけど)。好結果を残してきた新鋭選手達が大量にクラスA昇格したことです。
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世界ライト級タイトルマッチ 田村VS門脇
基本的にトータルで闘える両者だが、スタイルは打投極全分野で若干違いがある。
スタンドでは田村はムエタイスタイルで左ミドル・ローでリズムをつくる。門脇は前傾のボクシングスタイル。テイクダウンは共に差し合いからの外掛けが得意だが田村は最近タックルの頻度が高い。寝技に関しては田村は長い手足を利用したパスガードを得意としサイド・マウントを次々と奪うポジショニングのうまさを武器としており、門脇は極めの強さに定評がある(もちろんパスガードはうまい)。また共にバックを奪う技術に長けている。
すごく差をつけづらい両者だけにこの「噛み合わせ」の違いが明暗をわけるような気がします。たぶん両者打撃でのKOシーンは想像しづらいが、田村は顎に脆さがある為ダウンは十分ありうる。両者最大の武器である寝技の部分でいえば極めに関して勝る門脇有利にも見えるが、門脇は意外と寝技巧者に1本負けするケースがある。決め手という面でも形に入れば絶対的な決定率を誇る門脇スペシャルに期待がかかるが、前回のルミナ戦で鮮やかに決めてしまったことで田村は相当の警戒をしてるので今回は難しいんじゃないかな?という気が。
とにかく難しい勝負になると思う。前回の対戦時も全部は見ていないがけっこうな接戦だったと思うし。ただ田村はまだ伸びシロがある、発展途上中にいる選手だと思うが、門脇は強さの絶対値に関してはピークには達してしまった感じが私はする。今はその状態をキープして繋ぎの部分のうまさを向上させてるような。そんな面に目が行くと田村が門脇のうまさを凌ぎ切るのではないか、と感じます。
予想 ドロー
世界フェザー級王座決定戦 上田VS岡嵜
岡嵜の試合をなかなかじっくり見れてないのでなんとも言いづらい面がありますが、共に寝かせてから強いイメージがあります。フィジカルの強さ、身体捌きのうまさがあり、上を取ればねじ伏せ、下になっても返す感じ。チーム吉鷹でどのような打撃スタイルを岡嵜が身につけてきたかが、気になります。
上田はグランドで攻め立てられたというイメージがあまりないので、両者得意の展開・グランド戦になった時、上田のほうが優位な時間が多くなるような気がするのと、個人的なヨイショもあって・・・
予想 判定 上田
ライト級3回戦 日沖VSバレット
寝技は相当のレベルであろうバレットですが、総合ではそこまで特筆した結果はでていない。総合力ではかなりの差があるように感じます。打撃とパウンドで勝負はつくんじゃないでしょうか。日沖はここ勝ってリオンかこの日のタイトルマッチの勝者とやってもらわにゃ困る!
予想 KO 日沖
バンタム級3回戦 マモルVS菅原
先月の正城戦を見る限り、日本人ストライカーでマモル攻略は相当に厳しい感じがしました。左ミドルでペース握られて気がついたら後手にまわっている展開になるような。菅原はリーチがあるし前蹴りやミドルで逆にうまく距離を作る可能性もありますが、マモルはうまいですからね。この階級ではまさに百戦錬磨。接近戦でのシバき合いに付き合ってくれるとも思えない。要所要所でヒザ地獄を絡め貫禄勝ちするんじゃないでしょうか。
予想 判定 マモル
フェザー級3回戦 徹VS田中
個人的には田中の評価は高いんですけど、いかんせん試合機会に恵まれない。徹は最近勝ち星に恵まれませんが強豪ランカー相手に内容的には充実したものを見せてます。久々に慧舟會の妖怪が魅せてくれそうな予感が。
予想 スリーパー 徹
ライト級2回戦 不死身夜VS中村
中村の組みの強さは警戒ですが、スタンド力では圧倒的に不死身夜が有利。経験値でも上回る不死身夜が執拗な中村の組みを捌き切り、豪腕炸裂!と見ます。
ただ気になるのは2回戦だということ。クラスA進出の最大のチャンスである中村が気迫で徹底的なテイクダウン攻勢にいけば決定機は作れなくても10分上をとって凌ぎ切る可能性が2回戦ならありうるとは思います。
予想 KO 不死身夜
CFのカードは豪華で面白そうですが、質では修斗も負けないよ!という感じの好カードが並んでいます。個人的には注目は選手は上田でカードでは田村VS門脇。馬力とスタミナがある強豪相手に彼がどんな闘い方を見せてくれるのか興味が沸きます。
メインは静かな展開に見えて実は細かい駆け引き・凌ぎあいがあるというかつての大石VS池田のようなタイトルマッチになるんじゃないでしょうか?
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