まれーの書き留め

格闘技や趣味について、ただつらつらと・・・

 
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バックキープも効果はなし?

ベンソンVSトムソン
うまいトムソン、強いベンソンという印象。5R通じてトムソンのバックを奪う技術の多彩さに感服。動き続けたいベンソンには本当にストレスがたまるまとわりつきというか。右手親指を骨折しながらの闘いでしたが、「こうゆう闘い方もあるぞ」という技術はさすが大ベテラン。効率のいい方程式的なファイトスタイル構築前から闘ってる選手だからこそこうゆう引き出しがだせる。ただあのバックを奪ってる時間にもう少し細かいパウンドを絡めなかったかな?という部分が残念。一本取りにことを優先するにしてもパンチ打たなさすぎ。それだけ骨折箇所が痛かったということなのか。打ってるように見せるだけでもあのバックキープの時間があれば勝ってたように見えましたけどね。正直もったいない。
 逆にベンソンはまさに近代MMAの無駄のなさを代表する一人らしい闘いぶり。スタンドでは手数で必ず上回り、前に出続け、数少ないテイクダウンで上を取る場面でも最大限に殴りにいく。北米MMA=手数最大評価、次にダメージ、ということを理解しているからこそ一発でも多く当てにいくし、できるなら強く当ててるように見せる。そしてライト級ではトップクラスの体力を活かして動き続け押し続けるからこそ僅差の接戦になった時「どちらかといえばベンソンのほうが力強かったな」という印象で勝てるように感じます。

 メディア・選手・関係者内の声ではトムソン勝ってた、という声が多く聞こえましたが、それこそ北米規定に沿えば手数で勝るベンソン優位だったと思うし、バックキープ時間にトムソンが削る作業をしなかったからこそベンソンも無理に振りほどかず時間をかけて脱出したように感じます。
 バックを取る・取られるという状態も基本的に通常のテイクダウン後のガードポジションの状態と変わらない、ということが判明した試合(少なくとも現在のアスレティックコミッションのジャッジとしては)。選手間の評価の中で「トムソンがコントロールしていた」という声が多く聞かれた。選手の中ではバックを奪うということがいかに大変か、労力がいるか、がわかっているので当然評価してほしい部分だからこそこうゆう声が大きくなるのだろうし、僕も個人的に評価してほしい部分ではある。ボクシングのジャッジが未だMMAの明確な理解がないままこういった判断を下してる今、こういった問題提起をだし続け、MMAとアスレティックコミッションの間でより明確な「MMAの規定」を構築するしかないのが現状。どちらかに一方的な非があるわけではないと感じるだけに、選手が1番の被害者であることを運営する側が真剣に考え、目の前の損得を抜きにして改定に努めてほしいものです。向こう10年、20年のMMAの為にも今損して後で得を掴めるようにしろよ、と。

 トムソンが序盤で右手親指を骨折し片手で闘い続けたことで「俺は片手でベンソンをコントロールした」と豪語したが、これはどうだろう?と思う。おそらく1R開始早々のハイキックをブロックした際に異常を感じたと思われるが、ようはブロックしきれず、後の試合に大きな影響を与えるようなダメージを受けてしまったってことでしょ?ブロックしきれないほどの蹴りを放ったベンソンを褒めるか、自分のミステイクを嘆くか、ならわかるが少なくとも「俺すごいでしょ」という考えにはならないはずだけど。トムソン応援の自分でもちょっと理解できないな。

 それにしてもベンソン擁護の声が特に選手間に少ないのは不憫にすら感じる。「アイツはまたジャッジに救われた」的な声が多くてあまり選手間で彼のファイトスタイルは評価されてないんだなーって感じる。
 たしかにファンタスティックなスタイルではない。悪く言えば体力任せで圧力と手数で「攻めてるように見せ続ける」スタイルとも言える。アルドやペティスのように一発で勝負決定づけるような打撃ではないし、JJのような戦局ごとに闘いを使い分けできるような天才でもない。アンデウソンのようなミラクルな蹴り技もGSPのような相手を相手を制圧し続ける安定感もない。
 しかし5Rフルに動き続けられる体力と確かなレスリング力で多くの相手をテイクダウンし、逆にテイクダウンを防げる技術はある。スタンドの評価の高かったメレンデスやネイト、エドガーと五分に渡り合える打撃も持つ彼が評価を下げるような闘いをしたとは思えない。
 逆に言えばUFCという最高峰において負けないスタイルを身につけてることは忘れてはならないポイント。彼を努力型の怪物と言った人がいたがまさにその通り。みんなにベンソンみたいになってほしいとは全然思わないけど(笑)、彼ぐらいの万能な力もかなり稀有な存在だとは思います。

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小さな決断

昨年末、約9年契約してきたCS放送のサムライTVを解約しました。
近年格闘技の放送が激減な上ニアライブもなくなり、放送しても大会10日~2週間後に放送など、そのやる気のなさにさすがに幻滅。迷いなく解約の運びとなりました。
 たしかに国内の総合格闘技需要はかなり低下しましたが、元々プロレス・格闘技というジャンルはコアなジャンルじゃないですか。それでも格闘技見たい!っていうファンの為にもうちょっと気概を見せるのが専門チャンネルのプライドじゃないの?というのが私の本音。
 それにこれだけプロレス寄りになるなら看板から「格闘技専門チャンネル」の部分は消すべき。Jスポが修斗中継やめてからもその後の中継引き受けた功績は認めるが、放送内容の質や情報番組の手抜きっぷりはひどくなる一方。あまりここが良かったというところを思い出せないです。
 この解約により以前から検討していたFOXbs238と新契約。これでFOX系・UFN系のUFC大会を観戦可能になりました。今後国内MMAを見れなくなったわけですが、これも時代の流れかなと感じます。

新年書き始め

年末年始のUFCの大会をまとめて。
 アンデウソンの衝撃的な敗北には絶句の一言。開始早々のスタンドでの攻防観ても「あれ?」というくらいかつてのプレッシャーを感じない。オーラがないのだ。なんというか「今回はミスをしない」という意識が見てとれて、かつての不遜な態度まるだしの強者だけが持つ「俺のやることを黙って見てろ」的な自信にあふれた佇まいとはかけ離れた、普通の選手に見えた。
 私はてっきり今回もあのやかましいほどのフェイントやノーガード挑発をやると思ってたんですが。アンデウソンも人の子だったか、いや、アンデウソン陣営の過剰なまでの慎重さが逆にアンデウソンの良さを消してしまった印象。
 案の定、余計なフェイントがないことでタイミングを計りやすくなったワイドマンがあっさりとテイクダウン。マウントまで奪って1Rで決着がついてもおかしくないほど攻め込む。巻き返しをはかった2R、安全圏から手数を増やしたいアンデウソンがローを中心に削りにいく。これはなかなか効果的に見えた。実際ワイドマンは徐々に体が流れていたし。しかしワイドマンにしてみれば想定内の動きだったように感じる。しっかりローをカットし、タイミングを見てテイクダウンにいこうとしていたはず。その矢先、あのカットによる足の骨折があったわけだ。
 ワイドマンは強かった。オーソドックスなボクシング&レスリングを無駄なく駆使する。面白味の少ないスタイルだが、大崩れのない安定した実力を持っている。またアンデウソン相手に2度も自分のスタイルを貫いた気持ちの強さこそ最大の持ち味か。
 アンデウソンが復帰できるかは年齢的にも微妙だが、願わくばあの誰にも真似できない眩惑的なフェイントからの華麗な打撃を今一度見たいと思う。

 年始1発目のシンガポール大会では川尻達也がUFCデビュー戦で見事な1本勝ち。約1年ぶりの試合、加えてここ数年の極端な試合数の減少により、試合勘のズレもあって序盤は距離が掴めず苦戦したようだが、そこを乗り越えてのチョーク葬!アメリカの無敗の新鋭を貫録で返り討ちにできたのは大きい。14位とはいえ1戦でランク入りしたのも内容と期待の表れだろう。
 ただ今後対戦が予想される中位ランカーは今回の相手以上にテイクダウンディフェンスに優れスピード感ある動きができる選手揃い。慌てず1戦1戦研究し一歩ずつ慎重に階段を昇れたら、と願う。


プロフィール

まれー

Author:まれー
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