川尻達也VSルイス・アゼレード(シュートボクセ)
武士道常連外人ながら扱いとしてはトップから1枚落ちる扱いのアゼレードだが、私は要注意な選手だと思っている。
変則型のストライカーで非常に不規則なリズムで襲い掛かるやっかいなファイターである。結果的には連敗した五味戦でもあわやの場面をいくつも作り出しているし、ハンセン戦もあの大会のベストバウト級の内容だった。
なにより川尻はこういった選手との対戦経験が少ない。川尻はどちらかといえばグランド寄りの選手との対戦経験が多く、特にトップファイターとの対戦ではその傾向が強い。スタンドでの打撃の攻防にはムラがあるのは事実。ここにきて黒船での特訓が実を結んでくれると信じてるが瞬発的な動きに優れ読み辛いトリッキーな動きをするアゼレード相手となるとブランクも関係して相当慎重になってしまうのではないか?心配な部分である。
ひとつ明るい話題があるとすれば川尻が黒船で練習を始めた頃、山田トレーナーが「すぐには結果はでない。本当に変わってくるのは2年後」と言っていたこと。私もこの言葉には「そうだろうな」と感じていた。人によって徐々に変化は出てくるんだろうけど、半年そこらで結果と内容が伴うくらい変化するのはよほどの才能の持ち主。なんだかんだで2年は要して当たり前とは思っていた。試合から遠ざかっていたというのはたしかな不安要素だがじっくりと技術修練できていいたのはプラス要素でもある。世界のクラッシャー、MADファンタジスタ狩りで再起できるか?
石田光洋VSギルバート・メレンデス(ジェイク・シールズMMA)
難敵中の難敵である。もしかしたら70キロ最強の可能性がある男・メレンデス。トータルバランスでいえば五味や川尻、青木を上回る強豪だ。PRIDE参戦以降いわゆるスカ勝ちはないが(他団体も含め)逆にどんな相手とやっても得意のスタミナマッチに持ち込み勝利を奪う方程式にはめ込む。やっかいな相手だ。
ただ相性は悪くないとは思う。石田の小刻みなステップからの高速タックルもこの階級随一、大げさではなく世界に通じる代物だと思う。メレンデスはフィジカルは脅威だが瞬発的な動きはそこまでではない。外人特有のヨーイ・ドンの闘い方しないタイプなのでその点先手は打ちやすいはず。また石田もかつて「エンドレスファイター」と呼ばれたスタミナの持ち主。
予想ではフルラウンドの我慢比べになるのでは?と。共に相手の持ち味を消しグチャグチャの展開に持ち込むタイプだけにポイントはテイクダウンにあると思う。・・・そうなると幾多の強豪を組み伏せてきた石田の高速タックルが明暗を分けるきっかけになるのでは?
五味を破った直後のアウレリオを完封したあの衝撃をもう一度!