出版社を替え復活した新生ゴング格闘技改め「GONKAKU」。前ゴン格とくらべても非常にクオリティの高い格闘技雑誌だと思います。今発行されてる格闘技関連雑誌では一番面白いと私は感じますよ。
さてこの中で今一番楽しみにしてるのは東大教授で自らも大道塾に所属する’格闘実戦派インテリ’松原隆一郎教授の定期コーナー「教えて、教授」です。
凄く切り口が斬新だし辛口というわけではないがハッキリ言い切る部分が魅力。アマから見たプロ選手、プロ興行への視点がしっかり論ざれてると感じます。社会体育の精神を重視する大道塾精神というものがこの「真っ当な正論」を生み出してるのではないでしょうか?特にここの所集中して論じてる「日本の柔道のあり方」は本当に面白い。これは別項で取り上げますので後程。
あとモノクロページのインタビューがいいですね。意外な選手・関係者を取り上げてるので興味がそそられカラーより先に見ちゃいます(笑)最近純格闘技雑誌ではアンタッチャブル状態の佐山サトル先生を扱ったり先々月、前パンクラス王者をKOで葬ったのにも関わらず他紙ではほぼノーマーク扱いの吉田善行選手を取り上げたり、新鮮です。
グラップリングやキックにも充分すぎるほどページを割いてるのもこの雑誌のやる気を感じますね。
そしていつも腹立つから読むまい!読むまい!と思いつつ読んでしまうのが・・・そう、悪名高きK−1プロデューサー・谷川貞治氏のインタビュー(笑)
でもなんというか、最近やっとこの人がこれだけコア層のファンに嫌われてるにも関わらず一応FEGの代表として成果を上げてるかはこのところのインタビュー読んで分かった気がします。
この人はようするに紙の媒体で発言したことなんて自分達の利益にまったく影響しないって分かってるんですよね。だからある意味TVなんかより本音で話す。徹底してるんですよ。あえて関係するとすればコア層の怒りの導火線に火をつけて悪い意味で盛り上げることを利用してるんじゃないでしょうか?K−1のようにお茶の間第一のイベントの場合良い意味でも悪い意味でも「話題」になることは大きく捉えればプラスになりますからね。度が過ぎない程度に抑えれば。大嫌いな人物ですが自分がK−1の悪の部分を一手に引き受けるように仕向けるその態度だけはたいしたもんだ、と。Kには他にもツッこまれる要素多いのに、結局最後は「やっぱり谷川が・・・」ってなっちゃいますからね。武蔵と藤本の延長戦の際の角田の「よけいな檄」に珍しく素早く対応し「ああゆうことは必要ない」と述べた件、あれなんか「余計なことしてあなたは敵作らないでください」という意味が込められてた気がします。
コメント洗ってみるとたしかに「なるほど」という部分もあります。だから読んじゃうわけで。こうすりゃ視聴率取れる・客の興味惹けるという着眼点なんかはさすが。UFCとKや他団体比べる点でも財政的には完全に負けてることを認めた上でアイディアで勝負するしかないとか、あえて今回K−1ではなく総合でアメリカでビッグマッチやる理由あたりの話聞くとただ相手の短所や自分達の優位性しかコメントしなかったDSEの元社長なんかと比べると1枚上だなと感じる。
ただし、相変わらずというかますますゲンナリしてしまうのが選手の評価の基準がヴィジュアル面とかキャラクター重視、いやむしろそこが第一条件なところ。
総合の大会主催してる団体の長で自ら選手プロデュースに積極的な人間が今、青木真也知らないとか60キロ台のキックの選手わかってないって、悪い意味で凄過ぎないか?って。
ジェフ・モンソンやナパオンつかまえて「あんな選手に・・・」とかいうなよー。まあこれくらい洗いざらい発言しても大丈夫だと思うくらい格闘技雑誌の影響力なんてないに等しいと思ってるんでしょうね。こうゆう人こそホソキカズコに「地獄に落ちるわよ」とかボロクソに言われてほしい(笑)。