マヌーフVSファビオ・シウバ
完勝でしたね。普段90キロ近くで闘うファビオと総合では85キロ近辺で闘うマヌーフだとやっぱりマヌーフ一回り小さく見える(身長も175くらいだし)けど、ステップインの速さや1撃の重さはこの階級でもズバ抜けている。まだ成長過程で体も絞りきれてないファビオとは反応の差がでたのでは?
マヌーフは古くからのオランダ型総合スタイル。とにかくスタンドでガンガン攻めてグランドはディフェンス、の継承者なんですが(笑)ここまでスタンドが強力だと相当なレベルまでいってもおかしくないとは思う。
KID VS ビビアーノ
相当もたついたあのドントムーヴがとにかく後味が悪い。会場ではビビアーノが優位なポジションで始めようとした、という意味でのブーイングに見え、TV観戦した人の多くは梅木レフェリーがKIDに優位なポジションを主張したことへのブーイングに感じる。
個人的にはビビアーノはサイドとって右腕をKIDの首の下に入れる、いわゆる「枕にする」状態にもっていけたように見えたのでどう考えてもビビアーノが普通にサイド取った状態からはじめて当たり前だと思うんだけど・・・だいたいストップ・ドントムーヴ・再開からあんな中途半端に体が離れている位置からスタートなんてありえないと思いますよ。梅木レフェリーは選手間では日本屈指の高評価を得るレフェリーらしいですが、パンクラスでの意味不明なジャッジを見てることもあって私はどうにも疑問が残ります。
とはいえこの試合なかなか意味深い内容だった。MMA3試合程度のビビアーノが65キロでは世界的にトップクラスの評価を得ているKIDに寝技では完全にコントロールでき且つかなり厳しい極めの形まで作れたのはかなりの評価に値すると思います。戦線から離れていたとはいえ経験ではビビアーノのほうがより少ないわけですからこれをきっかけにMMAの第一線にでてきても充分通じる素材であることが証明できたんじゃないですかね?
ただもっと驚いたのがKIDがグランド戦で大苦戦しつつも結果的にクリアし後半はスタミナが切れてもテイクダウンを防ぎきったねばりきったことです。正直KIDはもしテイクダウンされることがあれば柔術のトップどころの技術には封じ込まれるんじゃないか?という疑問がありました。今回はたしかに予想通りというかイニシアティブを握られましたが、後半はテイクダウン自体を封じるという策を見事に遂行してるあたり、ズルズルいかず試合中に修正できてるのはさすがだな、と感じましたね。
一瞬ヤバかった腕十字も腕を抜く対応、スピードも素早かった。ディフェンス面は向上してるのが分かります。
本人もインタビューや試合後のコメントでも言ってるように自分の寝技対応がまだ充分じゃないのを理解して修正を意識してるというのもいいですね。更なるレベルアップの余地がKIDにはあるんじゃないか?誰も止められない選手に本当になってしまうんじゃないか?という印象が残りました。
ミノワマンVSヒクソン弟子(笑)
すみません。名前を忘れてしまいました。それにしても今の総合であのヒクソン直伝の前蹴りはないだろう、と。もらうミノワもミノワだ。ねちっこいテイクダウンに手を焼きこのまま判定負けか?とも思いましたが、相手がしばきあい付き合ってくれたおかげで大逆転KO勝ち!本当にミノワらしいというか・・・
正直あれぐらいの選手を1Rで捌き切る姿が見たかったが。無差別路線に行ってからミノワマンの「83キロ」級の選手としての魅力は半減し、そして成長も止まってしまった感があります。その点はとても残念だなと。たしかに彼には会場を盛り上げる天性の才能があると思うし、立派なプロ選手だと思います。けっこう好きです(笑)。でも正直自分の純階級で実績も残せていないのに「当たって砕けろ!」という闘い方ばかりして、それは本当に彼の言う「リアルプロレス」なのかな?とちょっと考えさせられます。今のミノワはたしかに光っているけど、パンクラスで菊田にボコボコにされても必死で喰らいついていった、武士道初期・山本喧一をパウンド葬した後じーっと相手から視線を離さなかった、ハイアン相手に「なめるな」と叫びながら鉄槌を打ち続けた、あの美濃輪育久のほうが私はリアルプロレスを感じます。
カルヴァンVSジダ
序盤スタンド戦で苦戦しつつも落ち着いてテイクダウン後は完璧な流れで勝負を決めたカルヴァンは正真正銘の超強豪といっていいと思います。いつの間にここまで総合力つけたのやら・・・。
ちょっと現時点ではどう攻略すれば有効か?というのが見えてきません。完璧とは思いませんが局面局面で複数の強力な武器を持っているのはかなりの特筆事項だと思いますね。あんまりこうゆうこと言わないんですがたぶん彼ならUFCのライト級のベルト取れると感じます。